防衛省敷地内にPAC3を展開 北朝鮮ミサイル警戒か

東京・市谷の防衛省敷地内に展開された地対空誘導弾パトリオット(PAC3)=11日午後

 防衛省が東京・市谷の同省敷地内に地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を展開したことが11日、分かった。防衛省幹部は「展開したのは事実だ。訓練かどうかを含めて運用については明らかにできない」としている。北朝鮮は5月以降、弾道ミサイルなどの発射を繰り返しており、警戒態勢を強化した可能性がある。

 北朝鮮の外務省報道官は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験中断の見直しもあり得ると警告する談話を発表している。

 PAC3は地上配備型で、イージス艦の海上配備型迎撃ミサイルが撃ち漏らした場合、大気圏に再突入した弾道ミサイルを迎撃する。


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