公取委、飲食店情報サイトを調査 不当条件押しつけの有無把握へ

 公正取引委員会は9日、「食べログ」や「ぐるなび」といった飲食店情報サイトに関し、独禁法上の問題がないか調査を始めたと明らかにした。運営企業や飲食店側に契約や取引の状況を尋ね、サイト側からの不当な押しつけがないかどうか、実態把握を進める。

 山田昭典事務総長は9日の記者会見で「(飲食店側に)不当な条件を押しつけていないかなどが調査に含まれる」と説明した。対象となる具体的なサイト名は明かさなかったが、大手が中心になるとみられる。結果がまとまり次第、公表を検討する。

 一部の飲食店からは、広告料の支払いやサービス利用者への割引を強要されたとの声が上がっている。


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