2019年10月8日 21:42 | 無料公開
東京電力は8日、福島第1原発で出た汚染水を浄化した処理水を保管するタンク1基の天板に、約2センチの穴が3カ所見つかったと発表した。処理水には放射性物質トリチウムが含まれているが、漏えいなどはない。
東電によると、新設したタンクが水漏れしないかどうかを確認するため、近くの既設のタンクから処理水を移送していた。この作業中に既設のタンクで異常音が発生し、天板に穴や変形が見つかった。タンクの側面に異常は無かった。
処理水の移送により、タンクの内圧が急激に下がったためとみられる。台風19号の接近が予想されており、穴をビニールなどで覆う予定。