2019年10月3日 09:25 | 無料公開
「子どもを学校で一番にしたいか」などと問う米科学アカデミーのツイート。現在は削除されている(AP=共同)
【ワシントン共同】米国で最も権威ある学術団体の米科学アカデミーが、ゲノム編集技術で遺伝子を改変し、望み通りの特性を持つ「デザイナーベビー」の誕生を推奨していると誤解されかねない内容をツイッターに投稿していたことが2日、分かった。
アカデミーは、人へのゲノム編集の在り方を検討する国際専門委員会を主導。2017年には世界の研究者に、病気の治療や予防以外で技術を人に応用しないよう呼び掛ける報告書を出した。この報告書を理由にツイートを削除した。
ツイッターでは「子どもを学校で一番か、スターアスリートにしたいか」などの問いを筋肉や脳の絵文字を添えて書き込んだ。