北極の海氷面積、2番目の小ささ 温暖化の影響

18日の北極の海氷の広がり。オレンジの線は、1981〜2010年の同じ日の平均的な範囲(米雪氷データセンター・NASA提供=共同)

 【ワシントン共同】今年夏の北極の最小海氷面積は過去2番目の小ささを記録したと米雪氷データセンターなどが25日までに発表した。最小を記録したのは18日で415万平方キロだった。

 北極の海氷は地球全体の気候を穏やかにするのに一役買っている。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の特別報告書は、北極の海氷面積は温暖化の影響で減少しており、今後も減り続けると指摘している。

 人工衛星による観測記録がある1979年以降で最も縮小したのは2012年の339万平方キロで、今年は07年と16年と並ぶ2位だった。例年、冬には1千万平方キロ以上に広がる。


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