2019年9月25日 21:42 | 無料公開
名古屋城天守閣の木造復元事業を巡り、名古屋市は25日の市議会の委員会で、新天守の完成期限について2027年末がめどとなると説明した。今後、文化庁や市の有識者会議「石垣部会」などと協議を進め、正式な完成目標を決める。
現状変更に必要な文化庁の許可を得られず計画は難航しており、河村たかし市長は先月29日、当初22年末だった完成目標を断念すると発表していた。
市によると、施工業者の竹中工務店との契約を踏まえ、延長できる期間を5年以内と算定した。
文化庁から調査計画の不足を指摘されていることを受け、委員会では石垣の調査に2年程度かかるとの見通しも示した。