「神戸牛」偽装、DNAで看破へ 業界団体が鑑定導入

 高級肉牛ブランド「神戸牛」を管理する神戸肉流通推進協議会は25日、神戸牛と偽っている疑いのある牛肉をDNA型鑑定で検証する取り組みを10月から始めると発表した。不正行為を抑制し、ブランド維持につなげる。

 協議会によると、生産者が生きた肉牛を「食肉センター」に持ち込み、協議会が神戸牛と認めれば肉片を採取。全ての神戸牛を個体識別番号で管理し、業界団体の関連企業が肉片を5年間保存する。

 流通後の精肉店や飲食店で「神戸牛と偽っている」との情報があれば、店からサンプルを検査機関に運び、保存していた肉片とDNA型が一致するか調べる。


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