大蔵流狂言師、茂山千作さん死去 新しい世代の観客を掘り起こす

茂山千作さん

 大蔵流狂言師の茂山千作(しげやま・せんさく、本名正義=まさよし)さんが21日午前6時30分、膵臓がんのため京都市の病院で死去した。74歳。京都市出身。葬儀・告別式は24日午後1時から京都市左京区正往寺町457、大蓮寺で。喪主は長男茂山千五郎(しげやま・せんごろう、本名正邦=まさくに)さん。

 四世茂山千作さんの長男として生まれ、1949年に初舞台。76年には、新しい世代の観客の掘り起こしを狙った「花形狂言会」を発足させ、古典に加え多くの新作狂言に取り組んだ。94年に十三世茂山千五郎を、16年に五世千作を襲名した。


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