さんま祭り、根室港に活気 不漁、転覆事故直後の開催

「根室さんま祭り」でサンマを焼く参加者=21日午後、北海道根室市

 サンマの水揚げ量が9年連続日本一の花咲港がある北海道根室市で21日、毎年恒例の「根室さんま祭り」が開かれた。今年はサンマ漁の不振が続くほか、同市の納沙布岬沖で起きた漁船転覆事故直後の開催となったが、会場の根室港では晴天の下、サンマを焼く香ばしいにおいが漂い、大勢の人でにぎわった。

 運営する市などは100円で食べ放題となる炭火焼き用のサンマ3・2トンを用意。一方で恒例のつかみ取りは行わず、その場で買えた格安な「箱売り」も予約制に変更するなど、不漁による対応を余儀なくされた。

 根室さんま祭りは1993年に始まり、今年で27回目。


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