上皇后さま、今後はホルモン療法 乳がん手術後の治療方針

上皇后美智子さま

 宮内庁は20日、乳がんの摘出手術を受けた上皇后美智子さまが今後、放射線治療はせず、ホルモン療法だけを受けられると発表した。最終的な病理診断の結果、温存した乳房内の再発危険性が非常に低いと診断されたためという。がんは、4段階で最も症状が進んでいない「ステージ1」で、完全に切除された。

 宮内庁によると、美智子さまは今後5年をめどに、女性ホルモンを抑える薬を1日1回服用する。顔のほてりなどの副作用が出ることもある。再発防止のため、数カ月ごとにエコー検査などの定期検査も受ける。

 上皇ご夫妻は20日に病理診断の結果を伝えられ、2人とも安心している様子だったという。


  • LINEで送る