三重でごみ燃料発電終了 高コスト、リサイクル進む

 三重県は17日、桑名市にある「三重ごみ固形燃料(RDF)発電所」での発電事業を終了した。ごみを資源に活用するとして2002年に稼働したが、高コストで累積赤字額は昨年度までに約24億円に膨らんでいた。

 リサイクルや焼却処理への切り替えが進み、RDFに加工されるごみが減ったことなども背景にあり、茨城、石川、広島、福岡の各県にあるRDF発電所も事業終了を決めている。

 三重県によると、現在12市町がごみをRDFに加工し、県が焼却、発電している。同発電所では1日240トンを焼却でき、出力は約1万2千キロワット。


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