2019年9月17日 10:46 | 無料公開
高速増殖原型炉もんじゅ=福井県敦賀市
日本原子力研究開発機構は17日、廃炉作業中の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、原子炉からの使用済み核燃料の取り出し作業を始めた。炉内には370体があり、原子炉横の貯蔵槽に残る74体と合わせ、2022年末までに「燃料池」と呼ばれるプールへの移送を終える計画。
燃料の取り出しは、47年度まで続くとされる廃炉作業の第1段階と位置付けられ、機構は昨年8月に貯蔵槽の燃料から開始。今年1月までに86体をプールに移した。