もんじゅ、炉内燃料取り出し開始 計画では22年移送完了

高速増殖原型炉もんじゅ=福井県敦賀市

 日本原子力研究開発機構は17日、廃炉作業中の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、原子炉からの使用済み核燃料の取り出し作業を始めた。炉内には370体があり、原子炉横の貯蔵槽に残る74体と合わせ、2022年末までに「燃料池」と呼ばれるプールへの移送を終える計画。

 燃料の取り出しは、47年度まで続くとされる廃炉作業の第1段階と位置付けられ、機構は昨年8月に貯蔵槽の燃料から開始。今年1月までに86体をプールに移した。


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