千葉の広域停電、依然12万戸 発生から1週間、復旧作業に遅れ

台風15号による被害で屋根が損傷し、ブルーシートが掛けられた多数の住宅=15日午後5時13分、千葉県鋸南町(共同通信社ヘリから)

 台風15号による千葉県の広域停電は、15日午後4時時点で約12万5千戸で続いている。16日で発生から1週間。東電は27日までの全面復旧を目指しているが、作業の遅れが判明した地域もあり、住民の生活への影響は長期化が避けられない情勢だ。15日夜から16日にかけては雷を伴う激しい雨も予想され、自治体は臨時の避難所を設置したり土のうを配布したりするなどの対策に追われた。

 東電は自治体ごとに地区別の詳細な復旧見通しを新たに公表。これまで千葉市は16日までにおおむね復旧するとしていたが、作業が遅れている地区を「27日までにおおむね復旧」などと修正した。


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