国交相、電線埋設「前に進める」 台風15号総括、再発防止へ意欲

台風15号による電柱の被害について説明を受ける赤羽国交相(手前左から2人目)=14日午後、千葉県館山市

 赤羽一嘉国土交通相は14日、千葉県で多数の電柱が倒壊、損傷したことを踏まえ、全国での電線地下埋設について「同じことを繰り返さないため、台風15号の総括として、大変前に進めなければいけない」と述べた。視察先の館山市内で記者団に語った。

 高額な費用がネックとなっていることに関しては、民間事業者から低コスト化の提案もあるとして「かつてほど困難ではない」と指摘した。

 政府は豪雨や地震といった災害が相次ぐ中で、2018〜20年度の3年間に全国の道路1400キロで電線埋設に着手する目標を掲げ、災害時の物流ルートとなる緊急輸送道路千キロでも別途進める方針だ。


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