2019年9月13日 08:48 | 無料公開
12日、イグ・ノーベル賞の授賞式で、5歳児の1日の唾液の分泌量に当たる500ミリリットルのペットボトルを掲げる明海大の渡部茂教授(中央)=米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大(共同)
【ケンブリッジ共同】ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が12日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれ、30人の5歳児から唾液のサンプルを集めて1日の分泌量を調べた明海大保健医療学部の渡部茂教授(68)らの研究チームが化学賞を受賞した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は13年連続。
渡部教授は共同通信に「権威があるというか、誰もがよく知っている賞をもらえてうれしい。よくこんな論文を見つけてくれたと思う」と喜んだ。
授賞対象となった論文は、渡部教授が北海道医療大歯学部の准教授だった1995年に同僚らと執筆した。