関脇貴景勝、2勝3敗と精彩欠く 連合稽古、ペース上がらず

稽古で攻められる貴景勝(左)。右は竜電=3日、千葉県船橋市の二所ノ関部屋

 大相撲秋場所(8日初日・両国国技館)に向けた二所ノ関一門による連合稽古が3日、千葉県船橋市の二所ノ関部屋で行われ、大関復帰が懸かる関脇貴景勝は逸ノ城ら平幕力士に2勝3敗と精彩を欠いた。

 阿武咲には沈み込むようにしてから押す貴景勝らしい一番もあったが、差し身のうまい竜電にはすぐにつかまり一方的に土俵を割った。8月31日の横綱審議委員会による稽古総見から関取衆との稽古を再開し、取ったのは計15番。なかなかペースは上がってこない。本人は「だいぶいい。迷いはない。自分の持っている力を出すようにするだけ」と強気に話した。


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