りゅうぐう試料を豪で回収へ はやぶさ2、来年カプセル投下

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、探査機はやぶさ2が採取した小惑星りゅうぐうの試料が入ったカプセルを、オーストラリア南部の砂漠に投下させる計画だと発表した。

 砂漠ははやぶさ初号機も試料カプセルを投下した場所で、ウーメラという町の北西に位置する。オーストラリア空軍が管理する。JAXAはカプセルを安全に落下させることができ、初号機の経験を生かせると説明した。

 JAXAの吉川真准教授は「一度回収に成功しており変更は不要と判断した。最終許可の取得に向けて現地との手続きを進めていく」と話した。

 はやぶさ2は来年末にカプセルの放出を予定している。


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