東電、第1原発の津波到達時修正 事故調査への影響は否定

 東京電力は20日、福島第1原発の沖合にある波高計の位置をこれまで誤って公表しており、実際は約200メートル陸側にあったと発表した。国会事故調査委員会や東電は波高計のデータを使い、東日本大震災の津波が第1原発に到達した時間を推定。正確な位置に基づくと到達時間が10〜20秒程度早まるが、東電は調査結果に大きな影響はないとしている。

 東電によると、これまで波高計の位置を沖合約1・5キロ地点としていたが、現地での潜水調査などの結果、実際には沖合約1・3キロ地点だったことが判明した。


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