お盆のJR利用、4社が前年割れ 台風10号の影響

台風10号の影響で在来線が終日運休となり、閑散とするJR広島駅の改札口=15日

 JR旅客6社は19日、お盆期間(9〜18日)の利用実績をまとめた。6社の新幹線と在来線特急の主要区間の乗客は前年同期並みの1356万1千人。台風10号の影響で北海道と西日本、四国、九州の各社は前年を割り込んだ。新幹線では、15日に新大阪―小倉間が終日「計画運休」となった山陽が前年同期比98%となった。天候の乱れが、長距離の旅行を控える動きにつながったとみられる。

 JR各社によると、東海道新幹線は398万6千人が利用した。9日には過去最多の1日436本を運行。15日は運休が出たが、追加の臨時列車もあり前年同期並みとなった。上越新幹線は99%にとどまった。


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