半年で子ども150人殺害、マリ ユニセフ発表、武装勢力台頭で

 【ナイロビ共同】国連児童基金(ユニセフ)は13日、武装勢力が台頭し治安が悪化する西アフリカ・マリで今年1〜6月、襲撃に巻き込まれた子どもが急増し、150人以上が死亡、75人ほどが負傷したと発表した。

 徴兵された子どもは昨年同時期から倍増し、学校は900校以上が閉鎖された。ユニセフは「暴力がまん延し、より多くの子が死の危険にさらされている。襲撃の心配をせず、学校に通い友達と遊べるようになるべきだ」と訴えている。

 マリでは2012年に首都バマコで反乱軍のクーデターが起きた後、イスラム過激派が台頭。牧畜を営むフラニ人と農民主体のドゴン人も争っている。


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