大阪湾の活断層、神戸大が調査へ 昨年6月の北部地震を受け

神戸大の調査で使用する練習船「深江丸」(神戸大提供)

 神戸大海洋底探査センターは26日、昨年6月の大阪府北部地震を受け、大阪湾の海底での活断層調査を今年9月から始めると発表した。新たに活断層の存在が示される可能性があり、プロジェクトリーダーの巽好幸教授は「大阪湾では約20年間、本格的な活断層調査がされていない。大阪周辺で起きる地震のメカニズムを明らかにしたい」としている。

 神戸大などによると、大阪府周辺は活断層が密集し、大阪府北部地震は未知の活断層がずれて起きたとの指摘がある。海底の活断層による地震は津波発生の恐れもあり、状況把握は極めて重要。

 調査では神戸大の練習船「深江丸」を使う。


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