はやぶさ2、狙い通り小惑星着陸 JAXA、地下岩石採取に自信

はやぶさ2が着陸直前(上)と着陸直後に撮影した小惑星りゅうぐうの表面(JAXAなど提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機はやぶさ2が11日に実施した小惑星りゅうぐうへの2回目の着陸は、狙った場所からわずか60センチずれただけの正確な着陸だったと発表した。はやぶさ2がつくった人工のクレーターのそばで、地下から噴出した岩石の破片が散らばっているとみられる。JAXAの吉川真准教授は「(着陸で)多くの岩石の破片が舞い上がった。地下物質が採れていることが十分に期待できる」と自信を見せた。

 クレーターを、高度8メートルという至近距離から斜め横の角度で撮影することにも成功。クレーターの構造を立体的に分析することが可能になるという。


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