北海道新幹線、高速化へ走行試験 青函トンネル、210キロへ

記者会見するJR北海道の島田修社長=11日午後、札幌市

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構は11日、青函トンネル内で北海道新幹線の最高時速を210キロに上げるための走行試験を9〜10月に行うと発表した。高速化のネックになっているのは、トンネル内での在来線貨物列車との線路共有。輸送需要の少ない年末年始やお盆などに限り、貨物列車が走らない時間帯をつくり、210キロで走る計画で、JR北海道は2020年度の実現を目指す。

 同社の島田修社長は同日の定例記者会見で「札幌―東京を4時間半で結ぶことに挑戦する技術的取り組みの一環。一歩一歩前進したい」とした。今回の試験は9月4日〜10月21日に実施する予定。


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