横浜銀行と千葉銀行、年内に成果 業務提携、武蔵野銀行合流も

記者会見で笑顔を見せる横浜銀行の大矢恭好頭取(左)と千葉銀行の佐久間英利頭取=10日午後、東京都中央区

 横浜銀行(横浜市)と千葉銀行(千葉市)は10日、幅広い分野で業務提携することで基本合意したと発表した。年内の成果を目指す。東京都内で記者会見した千葉銀の佐久間英利頭取は、同行が連携する武蔵野銀行(さいたま市)の合流も「将来的に検討したい」と述べ、3行の協力関係に発展する可能性を示した。

 長引く超低金利政策で銀行の経営環境が悪化する中、総資産で地方銀行首位の横浜銀と3位の千葉銀が手を組んだことは、他の地方銀行の戦略に影響を与えることが必至。収益力の向上を図る動きが加速しそうだ。

 佐久間氏は、横浜銀との経営統合は「今のところ考えていない」と話した。


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