大関復帰の栃ノ心14番に手応え 名古屋場所へ調整順調

稽古に参加した栃ノ心=愛知県春日井市の春日野部屋宿舎

 5月の大相撲夏場所で10勝し、1場所で大関に返り咲いた栃ノ心が30日、愛知県春日井市の春日野部屋で14番相撲を取った。名古屋場所(7月7日初日・ドルフィンズアリーナ)へ向け「よく当たれている。これくらい稽古できていたら大丈夫」と手応えを語った。

 栃煌山と碧山を右四つ、左上手の形で攻め込んだ。締めくくりの碧山との一番は、鋭い出足で一気に押し出して笑みを浮かべた。新大関として臨んだ昨年の名古屋場所は右足親指を痛めて途中休場。「ケアをしながら、けがをしないようにやっていく」と自らに言い聞かせるように語った。


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