2019年6月29日 05:36 | 無料公開
洪水や土砂災害などで死者200人を超える被害を生んだ2018年の西日本豪雨は、この約40年間の気温上昇の影響で総雨量が6・5%増えたかもしれないとのシミュレーション結果を29日までに、気象庁気象研究所のチームがまとめた。
気象研の川瀬宏明主任研究官は、二酸化炭素など温室効果ガスが増えたため豪雨被害が大きくなった可能性を指摘。「過去に降ったことがないような豪雨に、これからも見舞われる恐れがある」としている。
実際の海水温などのデータを用いてスーパーコンピューターで解析。日本周辺の大気の流れや列島上空での降雨の状況を再現した。