新小結の阿炎は精力的に土俵に 名古屋場所前の連合稽古9勝6敗

二所ノ関一門の連合稽古で汗を流す阿炎(右)=名古屋市の鳴戸部屋宿舎

 大相撲名古屋場所(7月7日初日・ドルフィンズアリーナ)へ向け、28日、名古屋市緑区の鳴戸部屋で二所ノ関一門による連合稽古が行われ、新小結の阿炎は同じく新小結の竜電らと15番取るなど精力的に土俵に上がり「動いてみようかなと思った。疲れた」と大粒の汗をぬぐった。

 得意とする立ち合いでのもろ手突きや押しは繰り出さず、より相手に圧力をかける動きを心掛けた。体を密着させて攻め、押し込まれても土俵際で逆転する場面もあった。動きは軽快で、9勝6敗だった。

 師匠の錣山親方(元関脇寺尾)は「前傾姿勢で相撲を取れるように、意識を変化させている段階」と説明した。


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