教員仕事時間また世界最長 中学週56時間、部活や事務

日本の中学校教員の仕事時間

 経済協力開発機構(OECD)は19日、昨年実施した第3回国際教員指導環境調査の集計結果を公表、日本の中学校教員の仕事時間は1週間当たり56・0時間で、13年の前回調査を2・1時間上回り、2回連続で世界最長となった。参加48カ国・地域の平均は週38・3時間で、日本は部活動の指導や事務業務の長さが目立った。日本が今回新たに調査に加わった小学校教員の仕事時間も、15カ国・地域で最長の週54・4時間だった。

 文部科学省は今年1月、公立校教員の残業の上限を原則「月45時間、年360時間」とする指針を策定したが、一層の対策を求める声が高まりそうだ。


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