恐竜「むかわ竜」新種の可能性 北海道内初か、学会発表へ

「むかわ竜」について新種の可能性が高いと説明する北海道大総合博物館の小林快次教授(奥)=18日、北海道むかわ町

 北海道大総合博物館の小林快次教授らの研究グループは18日、北海道むかわ町で発見されたハドロサウルス科恐竜の化石(通称むかわ竜)について、骨の特徴から新種の可能性が極めて高いと発表した。化石を収蔵する同町の穂別博物館によると、新種の恐竜化石と正式に認められれば、道内初という。

 化石は2003年、同町穂別の約7200万年前(白亜紀後期)の地層で見つかった。全身骨格では国内最大とされ、頭部から尾部までの全長約8メートル、体高約4メートルと推定されている。

 小林教授らの共同研究チームが国外の恐竜化石との比較研究を進めた結果、新種の根拠となる特徴が多数見つかった。


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