2019年6月14日 21:32 | 無料公開
断線していたモーター制御装置につながる電線(運輸安全委提供)
横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」の自動運転車両が逆走した事故で、運営会社は14日、車両側にあるモーター制御装置につながる電線が、車体内部の骨組みに長期間接触したため断線した可能性があると明らかにした。運輸安全委員会は同日、事故約50分前の走行中に断線した可能性があるとの見方を示した。
逆走は1日午後8時15分ごろ、始発の新杉田駅で下り方向に発車しようとして起きた。上り、下りの進行方向をモーター制御装置にそれぞれ伝える電線2本のうち、下り方向を指示する1本が1両目で断線していた。
走行による振動で電線と骨組みが摩擦を起こし切れた可能性がある。