2019年6月13日 11:50 | 無料公開
中国が計画する独自の宇宙ステーション「天宮」の完成予想図(国連宇宙部提供)
【ワシントン共同】国連宇宙部(本部・ウィーン)と中国政府の有人宇宙開発担当部局は12日、中国が建設する宇宙ステーションでの実験計画を共同で募集し、発展途上国からの提案も含め9件を採択したと発表した。東京大と中国・清華大の流体力学や燃焼に関する共同研究も選んだが、「まだ本人に通知していない」として研究者名などは公表していない。
中国のステーションは2022年ごろ運用を始める。日本や米国、ロシアなどの国際宇宙ステーションとは別に、独自に途上国にも活動機会を提供し、新たな宇宙大国として存在感を示す狙いがあるとみられる。