原発火山灰再審査受け入れ 関西電力

 福井県の美浜、大飯、高浜の3原発に降ると想定される火山灰の厚さを巡り、原子力規制委員会が再稼働の審査をやり直すため関西電力に必要な申請をするよう求める命令について、関電は11日、弁明をしないとする文書を規制委に提出した。規制委は近く申請を命令し、関電は年内に申請する方針。

 関電は、国内で大規模噴火が起きた場合に3原発に降る火山灰の厚さを10センチと想定し、再稼働審査に合格したが、その後、新たな論文発表などを受け、13・5〜21・9センチと予測した結果を明らかにした。規制委は再審査すると決め、関電に命令に対する弁明の機会があると通知していた。


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