りゅうぐうクレーター脇の表面 はやぶさ2、2回目の着陸検討

はやぶさ2の2回目の着陸候補地(中央上の楕円)。中心の円は人工クレーターの主要部。緑の複数の円は2回目の着陸候補地として検討された場所(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、探査機はやぶさ2による小惑星りゅうぐうへの2回目の着陸候補地を、4月につくった人工クレーター脇の表面に絞ったと発表した。クレーターの外側だが、地下から噴出した未風化の岩石が採取できると判断した。

 安全に着陸できるかどうかを検討中で、最終的に25日までに判断するとした。

 着陸目標は、クレーター中心から20mほど離れた幅7mほどの楕円形の領域。クレーターをつくる際に撃ち込んだ金属弾の衝撃で噴出した地下の物質が降り積もっていると考えられる。会見したJAXAの吉川真准教授は「ここに着陸すれば地下物質が採取できる」と語った


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