比で「10本植樹」を卒業条件に 法案を可決、ほぼ全校対象

 【マニラ共同】フィリピン下院はこのほど、小学校から大学までの卒業条件として「10本の植樹」を義務付ける法案を可決した。今後、上院も可決、成立する公算が大きい。2千万人以上いる児童生徒らが1人10本植えれば2億本を超える。皮算用に終わらず、開発が進む同国で緑が増えるきっかけになるか注目を集めている。

 法案は、若い世代に環境保護意識を持ってもらおうと下院議員2人が起草。5月に下院で可決された。卒業予定者が森林や鉱山跡地、軍用地などで少なくとも10本は植樹することを卒業の条件にする。日本人学校やインターナショナルスクールは対象外とした。


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