2019年6月4日 18:37 | 無料公開
日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村、建設中)の建設や運転、廃止措置などに必要な資金が少なくとも1兆6千億円不足するとの試算結果をNPO法人の原子力資料情報室が4日、公表した。総事業費は13兆9千億円で、資金は、使った燃料の量に応じて電力会社が支払っているが、原発が減って燃料の量が想定を下回るためとしている。
同情報室は、資金確保のため、電気料金値上げなどにつながる恐れがあると指摘している。
再処理は、使用済み燃料からプルトニウムを取り出す作業。六ケ所工場では合計3万2千トンを再処理する計画とされる。