奄美の海、サンゴ産卵でピンク色 一帯が幻想風景に

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一斉に産卵する鹿児島県・奄美大島沿岸のサンゴ=25日夜(興克樹さん撮影)

 夏の夜に見られるサンゴの産卵が鹿児島県・奄美大島沿岸で確認された。「バンドル」と呼ばれる、精子と卵子の入ったピンク色のカプセルが一斉に放出され、一帯は幻想風景に。6月にかけてピークを迎え、9月ごろまで見られる。

 奄美海洋生物研究会会長の興克樹さん(48)が満月の19日から奄美大島南部の瀬戸内町の海岸で観察。25日午後9時半から約30分間、オトメミドリイシなどのサンゴが産卵する様子を確認した。光を照らしても前が見えなくなるほどで「力強い営みに感動した」。

 興さんによると、奄美大島のサンゴは一時、天敵オニヒトデなどの影響で激減したが、現在は回復傾向という。