2019年5月26日 17:51 | 無料公開
人工衛星追跡システムの発信機をつけて放流されるアカウミガメ=26日午後、和歌山県串本町
和歌山県串本町の串本海中公園センターは26日、同センターの水族館で繁殖したアカウミガメの雌1匹に人工衛星追跡システムの発信機を付けて近くの海に放流した。
同センターによると、野生のアカウミガメに発信機をつけて追跡調査した例はあるが、水族館で繁殖して育った成体の放流調査は全国初という。
カメは1995年に水族館で生まれた「つばき」で、甲羅の長さ82センチ、重さ105キロ。水族館で産卵経験があり、産卵期を迎えて水族館外でも産卵するのかなどを調査する。