突然の雨に傘シェアを 福岡市、使い捨て減も期待

福岡市役所に設置された「アイカサ」の雨傘置き場=22日

 突然の雨はシェアでしのいで―。福岡市は、公共施設や百貨店など繁華街を中心とする41カ所で、誰でも利用できる雨傘を計約千本用意するサービスを取り入れた。観光客や買い物客らが傘を持たずに動き回れるようにするとともに、使い捨てられるビニール傘を減らしたい考えだ。

 利用するには、無料通信アプリLINE(ライン)で、東京のベンチャー企業が昨年12月から手掛けるサービス「アイカサ」のアカウントを登録する必要がある。福岡市で導入された今月21日までに東京都内とさいたま、横浜両市で展開。計約120カ所で傘が設置され、アカウント登録者は1万人を超えたという。


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