2019年5月14日 22:53 | 無料公開
新型治療薬「キムリア」の投与バッグ(ノバルティスファーマ提供)
厚生労働省は14日、既存の治療法が効かない一部の白血病患者らに効果が期待される新型治療薬「キムリア」の国内価格(薬価)を、3349万円とする方針を決めた。厚労省は15日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に諮る。了承されれば22日に公的医療保険の適用となる見通しだ。
高額のため医療保険財政への影響を懸念する声もある。
日本の公的保険は、治療費の窓口負担は通常1〜3割で、月ごとの自己負担に上限を設ける「高額療養費制度」がある。キムリアが保険適用されると、治療費の大部分がカバーされることになる。
製薬大手ノバルティスファーマ(東京)が製造販売する。