野生ライチョウに卵託す、環境省 6月の繁殖期に初の試み

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中央アルプスで確認された雌のニホンライチョウ=2018年7月(鈴木金治氏提供)

 環境省は13日、絶滅危惧種ニホンライチョウの生息地復活を目指し、北アルプス乗鞍岳の野生の巣から採集した卵6個を、中央アルプスで1羽だけ生息する雌に運び、育てさせると決めた。初の試みで6月の繁殖期に実施。都内で開かれた専門家会合で説明した。

 中央アルプスのライチョウは絶滅したと考えられていたが、昨年7月に雌1羽が約50年ぶりに見つかった。羽毛を遺伝子解析し、北アルプスから飛来したと判明した。

 この雌は付近に雄がいないため、産卵しても無精卵となる。そのため計画では、中央アルプスで雌の巣を突き止め、卵を5個産んだ時点で乗鞍岳から持ってきた有精卵5個と交換する。