プラごみ輸出入の規制案を採択 バーゼル条約締約国会議

クアラルンプール近郊の違法リサイクル工場の外に積み上げられたプラスチックごみ=2018年10月(ロイター=共同)

 【ジュネーブ共同】スイス・ジュネーブで開かれた有害な廃棄物の国際的な移動を規制するバーゼル条約の締約国会議は10日、汚れたプラスチックごみを輸出入の規制対象に加える条約改正案を採択した。日本がノルウェーと共同提出した。

 国連環境計画(UNEP)によると、プラごみに関する初の国際的な法規制。改正案の文言を巡る調整が続いていた。

 プラごみは世界の海を汚染、生態系への悪影響が懸念されている。改正により相手国の同意なしの輸出は禁止となる。日本は国内で処理し切れないプラごみを「リサイクル資源」として途上国などへ輸出していたが、国内でのリサイクル増加が不可欠となる。


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