2019年5月10日 18:22 | 無料公開
「桐朋学園宗次ホール(仮称)」の模型を手にする隈研吾さん(左から2人目)ら=10日午後、東京都千代田区
桐朋学園大(東京都調布市)は10日、都内で記者会見を開き、東京・新国立競技場を手掛ける建築家隈研吾さんの設計で、木造の音楽ホール「桐朋学園宗次ホール(仮称)」を建設すると発表した。音楽ホールでは世界で初めて、強度の高い木製パネル「CLT」を使用するという。
隈さんは「温度や湿度の変化に応じて伸縮を繰り返すのが、木を使うメリット」と話した。ホールの座席数は約300で、2020年12月に完成する予定。
総工費は約21億円で、そのうち8億円を、カレーチェーン店を展開する壱番屋(愛知県一宮市)の創業者、宗次徳二さんが寄付する。