2019年5月10日 15:39 | 無料公開
日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)で昨年11月、使用済み核燃料プールの水を浄化するポンプの分解点検中に、微量の放射性物質を含む水約20リットルが漏れた問題で、同社は10日、点検前の排水が不十分だったことが原因だと発表した。
原燃によると、作業員は手順書通り作業したが、想定より多くの水がポンプ内に残っていたため、分解時に水が漏れた。今後は、事前に残っている水の量を算出し、排水した量が十分か確認するという。
漏れた水に含まれる放射性物質は国への報告基準値以下で、周辺環境や作業員に影響はなかったとしている。