2019年5月9日 18:00 | 無料公開
はやぶさ2が小惑星りゅうぐうの表面につくった小クレーターなどの地形変化(赤丸内、JAXA提供)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、探査機はやぶさ2が4月に世界で初めて小惑星りゅうぐう表面につくった人工クレーターとは別に、比較的小さい直径1mほどの人工クレーターが10個前後できているのを見つけたと発表した。上空で爆発させた衝突装置の破片が表面に激突してできたという。
JAXAは、これらのクレーターは今後の観測対象となるとしている。
衝突装置はりゅうぐうの上空約300mで爆発。金属弾を加速させて表面にぶつけたが、この際に四散した破片のうち、小惑星表面に向かったものが10カ所以上で小クレーターをつくったり表面の岩を動かしたりして、地形を変化させた。