G7、生物多様性巡り憲章採択へ 気候変動対策は米が異論

 【メッス共同】フランスのドルジ環境相は5日、同国北東部メッスで開かれた先進7カ国(G7)環境相会合で、生物多様性の保全に関して国際社会が気候変動問題と同等に重視することを目指し、具体的な対策の実施をうたう憲章を採択する方針だと明らかにした。会合は6日、2日目の議論を行い閉幕する。

 閉幕時に発表する共同声明についてドルジ氏は記者団に対し、米国が気候変動対策を巡り他の6カ国と異なる立場を表明すると述べた。

 トランプ米政権は地球温暖化の枠組み「パリ協定」から離脱を表明しており、ドルジ氏は「気候の議論となると米国と妥協点を見いだすのは難しい」と率直に指摘した。


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