横綱白鵬、負傷後初の胸出し 相手に押させて「問題なし」

稽古で胸を出す白鵬=東京都江東区の伊勢ケ浜部屋

 大相撲夏場所(12日初日・両国国技館)に向けた伊勢ケ浜一門による連合稽古が3日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で行われ、右上腕を痛めている横綱白鵬は相手に押させる稽古で胸を出した。先場所千秋楽に負傷して以降、胸を出すのは初めてで「問題なかった。(無意識に)腕を使った。良くなっているということ」と前向きに話した。

 相手は平幕石浦と十両旭大星だった。自らの右胸上部に頭をつけた状態から押させて、じっくりと感覚を確かめた。右腕で揺さぶる動きもした。

 令和最初の夏場所への出場は不透明。慎重に調整する横綱は、「日に日に新しいことを」と徐々に強度を高めていく意向を示した。


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