不正認定で地震論文を撤回 16年掲載の米科学誌

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 京都大が不正を認定した、2016年10月の林愛明教授らによる熊本地震を巡る論文について、掲載した米科学誌サイエンス(電子版)は2日、撤回を発表した。京大調査委員会の勧告を受け、林氏ら複数の著者が撤回に同意した。

 林氏は、断層の破壊の進行が阿蘇山の地下のマグマだまりに達して止まった一方、地震により噴火の危険が差し迫った可能性があると分析。地震から2カ月余り後に論文を投稿し、掲載された。

 その後、京大は不正を疑う通報を受け17年8月に調査を開始。今年3月、地下の破壊の様子を示した図などに改ざんや盗用に当たる不正があったと結論付けた。