新大関貴景勝、夏場所へ意気込み 「身が引き締まる思い」

大相撲夏場所の番付発表を受け、心境を語る新大関の貴景勝=30日、東京都台東区の千賀ノ浦部屋

 大相撲の新大関の貴景勝が30日、東京都台東区の千賀ノ浦部屋で記者会見し、番付表にある自らのしこ名を指さし「新たな番付発表を迎えて身が引き締まる思い。十両、幕内に上がった時とは違う喜びがある」と心境を語った。

 昨年九州場所で初優勝した22歳の貴景勝は春場所で10勝を挙げ、平成で最後に大関昇進を決めた力士となった。新元号で行われる夏場所へ「令和で迎える最初の場所。自分にとっても新たなスタートなので、力を全部出し切る相撲を15日間取りたい」と意気込んだ。

 力強い突き、押しが持ち味。春巡業では相撲を取る稽古を控えめにし、四股やすり足などの基礎運動に時間を割いた。


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