令和初の番付表お披露目 大相撲、早朝からファンの列

「令和元年」と記された大相撲夏場所の番付表=30日朝、東京・両国国技館

 日本相撲協会は30日、改元後初の本場所となる大相撲夏場所(5月12日初日・両国国技館)の新たな番付を発表し、初めて「令和」の元号が記された番付表がお披露目となった。国技館では力士が記念の番付表を受け取り、各部屋に持ち帰った。

 一般販売も始まって午前6時前には雨の中、約30人が並んだ。番付表を手にして令和の字を見詰める人もいた。「昭和の大横綱」と呼ばれた大鵬(故人)の孫で、幕下力士の納谷(大嶽部屋)は「負けより勝ちを多くして、いい時代にしていきたい」と抱負を語った。

 先場所優勝の横綱白鵬関や新大関の貴景勝関が番付発表の記者会見に臨み、新時代への心境を語る。


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