豊胸術、非吸収ジェル自粛求める 被害受け4団体が声明

記者会見するJSAPSの大慈弥裕之理事長(左)、日本美容医療協会の青木律理事長(右)ら=25日午後、東京都内

 形成外科や美容外科の学会など4団体が25日、ジェル状充填剤「アクアフィリング」や「アクアリフト」を使った豊胸術で健康被害の訴えが出ていることを受け、長期的安全性が証明されるまで「体に吸収されない充填剤を注入する豊胸術を実施すべきではない」とする共同声明を出した。

 声明を出したのは日本形成外科学会と、日本美容外科学会(同名の2団体、略称JSAPSとJSAS)、日本美容医療協会。

 JSAPSの大慈弥裕之理事長(福岡大副学長)らは東京都内で記者会見し、合併症は5年以上たって起こることもあると強調した。


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